2018年1月19日(金)~21日(日)
アースキューブジャパンさんが主催している、「地域と共に生きるゲストハウス開業合宿」に参加してきました。
ドキドキしながらJR倉敷駅をおり、会場へ歩いていったのを覚えています。
今回は開催場所柄、関西・中国・四国圏の参加者が多かったですが、沖縄からの参加も!
7人それぞれ、個性的でしたが、目指している所は何となく近くて。地域に根差したゲストハウスの開業に向けた熱い想いを語り合ううち、不思議とすぐに打ち解けました。
この開業合宿では、「ゲストハウスを開業する」という形にとらわれずに、自分が本当に大切にしたいもの、やりたいことは何かの根源を明らかにして、それを整理していくところからはじまりました。
中村さんがしきりにおっしゃっていて心に残っている言葉が、「宿は暮らしのアート」だということ。
まさにその通りだと思いました。
私も、「ゲストハウスがやりたい」というわけではなく、今暮らしている神山町の好きなこと、受け継いでいきたい文化や暮らしを発信したり深めていくための手段として、宿という形態をとろうとしているのであり。自分がどういう風にここで暮らしていきたいかを実現する場として「ゲストハウス」がやりたいのだなぁと思います。
どんなゲストハウスにしたいのか?
イメージを絵に落とし込むワークがあり、お絵かきが好きな私はわくわく楽しくこれからの未来を妄想しました。
自分が食いしん坊の旅好きであり、私が、この町でベンガル語で「美味しい・楽しい」を意味する「もじゃ」という名前で呼ばれていることから、「もじゃ」な事を色んな人と分かち合える場になったらいいな、という思いを込めて描きました。
旅人も、この町の人も、一緒になってまあるい食卓を囲んで、美味しいものを食べる。すだちのトゲがいたい事、手間暇のかかる梅しごと、春の山の恵み、雨の日の幻想的な山の景色、大変な農作業などなど、ここで暮らしていなければわからないような「神山の日常」こそが、ここの暮らしの宝物だと思います。その宝物は、中にいるだけでは埋もれてしまって気づかないこともある。なので、外から来た旅人と、ここで暮らしている地域の人たちが交わることで、改めてその良さに気付き、大切にできるような空間になれば良いな、と思います。
他のメンバー達も、ミツバチが大好きな夫婦のゲストハウスや、近所のおじいちゃんおばあちゃんの温もりを感じられるゲストハウス、茶道の教えが随所に盛り込まれたゲストハウスなどなどなど、それぞれの個性がキラリと光っており、みんな実現できたらいいな、と思いました。
ここで得た仲間はとても心強い同志です。それぞれがオープンしたら、お互いに紹介しあってお客さんを送り合おう。。。(笑)
合宿中は現実的なお金の計算や、新しいゲストハウスがどんどん生まれているこの時代に生き残るための考え方など、シビアな現実も目の当たりにしました。
夢ばっかりじゃ飯食っていけない。そう思いましたが、その夢を現実にしちゃえば、きっとワクワクしながら働いていられるのだろうとも思います。そうはいっても、私一人じゃ貧弱すぎて何もできん。周りから刺激をもらって、自分を励ましながら頑張って行きたいと思いました。
わいわい交流会を行ったあと、〆はラーメン派の数名で行った夜遅くの倉敷ラーメンが、こりゃまた格別に美味しゅうございました。
美味いご飯は元気の源だね!