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ミラクル物件に出会うの巻


なかなか思うように進まなかった物件探しですが、やはり、良い物件との出会いは、ご縁と運とタイミングなのかもしれません。

何の参考にもならずすみません。

前回あげていた条件を妥協せず、「こういう物件を探しているんだ」と周りに相談し続けていたところ、友人が素晴らしいミラクル物件を見つけて私につなげてくれたのです!!!!!感謝してもしきれない。「声に出して周りに言う」というのは大事ですね。

やはり、宿をやる上で、物件は一番の土台となるので、これは妥協しなくて良かったと思いました。

賃貸なので、改修の事や、用途をしっかりと理解してくださる大家さんでないと、後々のトラブルの元となってしまいます。

なので、ここは焦らず、妥協せずに、辛抱強く、前向きに、探し続けるのが吉です。

まさしく、植林された杉林が鬱蒼と生い茂り、山の上の空家はほとんど木に埋もれ日当たりも悪く、湿度が高いので崩れかけて改修費用もかさむという空家が多い中、友人が紹介してくれたそこは、日当たり良好、山の上だけどそんなにびっくりするほど上じゃなくてアクセスもしやすい(近くに1日2本しか走らないけどバス停あり)、昔ながらの茅葺屋根の上から瓦をかぶせた雰囲気のある築150年の古民家でした。

ひょっと見つかったお家がこんなに素敵なお家だったもんで、自分はなんてラッキーなんだ、と思いました。大家さんもとても良い方で、私のやりたい事の趣旨を理解してくださり、「宿にでもなんにでもしてかんまんけんな。改修も好きなように。ようけお客さん来るとええな。」と言ってくださりました。とってもありがたい、奇跡のような物件です。

ちなみに、ここの家賃が月3万円(畑と裏山つき)。

神山町内の一軒家の家賃の平均は、場所や家の状況によってばらつきはありますが、大体平均2万円なのですが、昔ながらの雰囲気を保ちながら、キッチンや水回りが綺麗に改修(オール電化)されたハイブリッドな物件ということで、とってもありがたく、宿にするのに向いていると思いました。

また、このお家がある地域が、さくら野舞台という、江戸時代に始まる野舞台が残る小野という地区。偶然にも、私が地域おこし協力隊として着任して初めの地域の行事のお手伝いが、ここのさくら野舞台での年に一回の定期公演でした。一度は途絶えてしまった襖からくりや、人形浄瑠璃を、地域の人たちの手で再び復活させた歴史があります。そんな素敵な地域で暮らしていけるなんて、そしてここで宿ができるなんて、私はラッキーだと思いました。

桜が舞い散る中での野舞台を見に、年に一度、沢山の方が訪れます。

将来を決める重大な決断となるため、物件を紹介していただいてから少し、いや、大分悩みましたが(優柔不断なもんで)、周りに相談したり、宿として開業できる土地かの確認などを行ったうえ、ここに決めました。やっぱり、決め手は、家からの景色ですね!見晴らしが良いんです。

新年度がはじまる4月に引っ越し、住みながら宿としての準備を始めることにしました。


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